REDWING:9016 BECKMAN 6ヵ月目

beckman 9016を履き始めてやっと半年経ちました。

相変わらず履けていないので、エイジングに関してはほぼ進んでおらず、特に汚れてもいない靴をただただ眺め、ブラッシングしたりお手入れしています。

履いて出かけられたらそれが一番良いのですが、こうして愛でてる時間も良いものです。

そんななか、最近シューツリーというものに手を出してみました。

御覧の通り、ダイソーにて販売されている、1つ¥150の安物で、ビジネスシューズや綺麗系の革靴の形を維持する物のようですが、これがなかなか良かったです。

ワークブーツなので、綺麗に形を維持する必要は無いのですが、ブラッシング時に使うとしっかり皺が伸び、持ち手もできて実に手入れしやすくなります。

ただバネが強すぎるので、いれっぱなしにすると逆に型崩れを起こしそうなので、あくまで手入れする時のみの使用に留めます。

それと梅雨のカビ防止に靴へ突っ込む除湿剤、履いて帰ってきたら速攻突っ込んで1日置いておき、翌日抜いてます。

そもそも下駄箱には入れず、自室に持ち込んで風通しの良い場所に飾っているので、そこまでカビの心配は無さそうですが念のため。

さて、そんな大事にされているベックマンですが実は結構な大惨事にあっています。

イルカショーを意気揚々と前の席で観覧した結果、盛大に水しぶきを浴び、イルカより何より先に濡れた靴を撮った瞬間。

この時は雨に濡れた程度と軽く見ていたけど、数日後よくよく考えたら海水なんですね、しかも色んなものが含まれるw

一応、M.モゥブレィのステインリムーバーでしっかり湿らせつつ拭いてみたけど、もう完全にシミになっちゃいました。

まあこのシミ見るたびに当時の思い出がよみがえると思えば、それも悪くは無いかな?

前回、3ヵ月目とまるで変わりがないですね。

安物ブーツその後

安いのには理由あり

仕事でもワークブーツを履きたくて、でも高いのは勿体ないからと安いワークブーツを以前買いました。

ストラット(STRUTT) プレーントゥ ワークブーツ ST-214 レッドブラウン

結果として満足いく物ではなかったのです。

履き心地

週に2~3日、2か月ほど履いて、履きにくくなった、または馴染んだという変化は感じず、当初感じたスニーカーの様なままです。

初めてのクレープソールも、アスファルト上でぐにゃっとした粘りがあるのは初めての感覚でしたが、思ったほど滑らず山道でもしっかりグリップしてくれました。

革に難あり

買った当初、その質感から合皮を疑ったのですが、革の断面や毛穴、傷の付き方、皺の付き方、水分の浸透性などから、結果本革ということで落ち着きました。

落ち着いたというか、未だにスッキリしないのですが、もうそう思うようにします。

で、何が合皮感を増長させていたのか。

いわゆる顔料仕上げと呼ばれる、革を「染める」のではなく「塗る」着色法で、その顔料がかなり厚めなのではないかと思います。

その為、新品時では左右同等のテクスチャーだったのに、しばらく履いていると全く違った皺の付き方となってしまい、また右足だけ異様に表面が荒れ、このダメージはエイジングなんて呼べるようなものではなく、しっかりメンテナンスして履いても、傷等が味になることは無くただただ朽ちていくだけの気がします。

ローションやシュークリームで手入れすれば一時的に綺麗になるのですが、2~3回履くとこの状態になります。

むしろ合皮だった方が左右差も無く、綺麗なままだったのかもしれません。

結局のところ

靴としてはしっかりしてるので、色々踏まえて割り切って履くには良いかもしれないですが、レッドウイング以上のワークブーツの替わりにとなると、\10,000前後の価格帯、ホーキンスやセダークレストあたりからにした方が良いのかなーとは思います。

結局、代わりに安物履いても満足は出来ないし、妥協して偽物履いてる感がずっと脳裏に付きまとうので、この価格帯のワークブーツは今後買わないと思います。