会場となった東京ビックサイト東棟
日中気温３７℃を超す炎天下の元、東京はお台場にある「東京ビックサイト・東２～６ホール」にて造形野郎・造形娘どもの熱き祭典が催された。
と、本来ならば書きたかったのですが、当日は今にも雨が降り出しそうな曇り空で、俺的体感気温では約２７℃～２８℃ぐらいでしたかね？
入場待ちが苦になるほどの暑さでもなく助かりました。
まぁ実のところクソ暑い中「むはぁ～あちぃ～・・・んがぁ～」なんて言いながら炎天下の元、真っ黒になりながら並びたかったのも本音ではありますが。
なんとなく物足りないと言うか、そんなのも夏のイベントの醍醐味な気がしたので残念かなと＜よくわかんね～
てなわけで、去る２００１年８月５日に東京ビックサイトにて催された「ワンダーフェスティバル2001リスタート」のイベントレポなんかを徒然と書き綴ってみたいと思います。
とは言いましても、今回の注目株でもある某所の「ユリ」やプロのスカルプター作品なんかは放っておいてもあちこちで紹介されると思いますので、今回は個人的に気になったディーラーさんや会場の模様、個人的思いで？なんかを書いていこうかなと。
ここらはどうでもいいことなんですが序章と言うことで。
今回私は諸事情もありまして前々回の冬の様に前日入りすることが出来ず、当日朝一番の新幹線にて上京することになりました。
夜中まで仕事をしてたため、寝たらぜって～起きられないぜ！なんていきこんでいたにもかかわらず、なんたることか出発２時間前ぐらいに寝てしまったようで・・・
タカシさんに電話で起されなかったら確実に昼過ぎまで寝てたですね、マジで。
で、ほんとギリギリで6：44の「ひかり」に乗りこむことが出来なんとか無事にスタートをきったというわけで・・・
丁度同じ新幹線にサティさんが乗りこんでいると言うことだったので席を確保してもらいつつ車内で合流。
なぜか車内で迷い浜松あたりで合流できたのは内緒。
更に東京駅でもトイレを探していたら迷子になったのも内緒でございます＜ホント迷子になるんですよ冗談抜きで。
車中、サティさんと「ブルジョワなら船で乗り入れないと！」なんて妙な方向へ話しが進みつつ結局乗り換えがめんどくさかったからでしたっけ？
私が当初予定していたバスでの乗り入れに変更、無事会場に到着でございます。
9：45頃会場に到着、さすがにこの時間だと入場待ちの行列も大変なことになってます。
最後尾についたのは良いですがもうビックサイトなんて影も見えません・・・
ちょっと歩けば観覧車が～
さて、11：00前に入場。
なにやら既に帰路につくっぽい人達を横目にぷ～らぷら。
今回当日入りということもありどうせ有名ディーラーさんとこのなんてとっくに完売か既に長蛇の列かなんで、のんびり見て周ることに。
とりあえずは「Ａブロック」、「Ｂブロック」からサラッといってみましょうか。
東４～６ホール「イベントプロモーション・Ａブロック・Ｂブロック」
こちらの３ホールぶち抜き会場では、一般ディーラーさんのブースと各メーカーブース、雑誌ブース、ワンダーショーケースの販売所、各種イベントブース、更にはカフェテリアが設置されており、比較的ゆっくり見て周れる感じがしました。
各ブースの間隔も広めに取ってあり、カフェテリアには椅子も置いてあるので個人的に拠点にするには良い感じかなぁと。
まぁそのカフェテリアもたいしたあれではなく、ちっこい販売所でドリンクと菓子パンを売ってるくらいの簡素な作りでして（汗
なんとなく使いきれなかった会場の穴埋めに椅子とテーブルを置いたのかな～なんてふかよみしたりもしたんですが、実質椅子に座れると結構安堵感が得られるのでまぁ良いかな。
さてこちらでは各種イベントが催されていました。
まずは「マクファーレンフィギュアショー」 アメコミ・スポーンのフィギュアでおなじみのマクファーレントイズによる商品展示会のような物でして、会場内にはアクションフィギュアやその原型モデルが展示されていました。
この原型モデルは凄かったです・・・
本来ならば別会場で催されている「トイフェスティバル」のほうでやるべきじゃないの～？
なんて思ってたんですが、なるほどこの原型モデルは確かにこっちがわだわ・・・
最新作の妙に「エグイ」フィギュアの原型モデルなんかも展示されてて結構楽しめましたね。
国外の人の出入りも激しかったです。
そうそう、こちらの入場口では無料でマクファーレントイズのカタログとアクションフィギュア（スポーンのバイオレーター）が貰えました。
予期せぬプレゼントにかなりご満悦です。
タダはイイネ～・・・
また、イベントステージでは「関智一」氏のトークショーもやってたんですが、こっちは元ネタがいまいちわからずでして（苦笑 なにやらおねぇちゃんがたとやってたんですが、遠目に「へぇ～」って感じで・・・
ゴッドフィンガーでもやってくれたら良かったのに。
他にもガイナックスブースではアニメ最新作「まほろまてぃっく」のプレ上映をやっていたり、ＵＨＡ味覚党ではかわいい娘がなにやら一生懸命原稿読みながら解説してたり（漢字にはフリガナうっておこうよ・・・）、ジオラマ講座を開いていたり、怪しげなＴシャツを売っていたり・・・
女子プラのオオゴシ発見・・・おめぇもマックス顔のＴシャツ着れ！！
ＭＡＸ渡辺Ｔシャツ、こんなん誰が買うんだよ～ 買ってしまいました（涙
でもやっぱりこれを着て歩くのにはかなりの勇気が必要と思われますので封印させていただきます＜どこまでも失礼な奴
マックス萌え～
とまぁこの会場は実にイベントらしく今回の私みたいな買い物は二の次でイベントの雰囲気自体を楽しむには非常にいい感じでしたね。
結局この会場にいる時間が一番長かったです。
有名ディーラーに２時間も３時間も並ぶのもそれはそれでアリなのかもしれませんが、こういった楽しみ方も時には一考してみるのもいかがかなと。
往復２万も出して並びまくるのもなぁ～なんて思ったりもしてしまいました。
東２、３ホール「Ｃブロック・Ｄブロック」
こちらの会場は最もワンフェスらしい様相を醸し出し、人の数も凄いことになっていました。
既にＡ、Ｂブロックで結構な時間を消費してしまい、更に家を出る前に中途半端な睡眠を取ってしまった疲労もあってあまり見て周れなかったのですが、やはり大半の商品が完売の札を下げてましたね。
買い物を中心とした参加ならばやはり前日入りはしないとダメっすね・・・
ま、予算もないし今回はそういったことも覚悟していたんで別に問題無かったですけどね。
たしか、中古ディーラーやドール系ディーラーさんが多かったのもここらのブロックだったと思います。
ここについてはあまり書くことも無いので（汗
ここからは気になった各ディーラーさんを紹介していきます。
まずは
卓番Ｂ20－07「クレイマン」さん
Ma.K.に登場する装甲スーツをデフォルメで立体化されていました。
親指ほどのかなり豆豆しいのと、全高約５ｃｍ程度のＳＤと言う形です。
今回が初のディーラー出展だとのことで、できればこれからも同シリーズのメカを展開して行きたいとおっしゃっていましたが、個人的には早いとこスネークアイが欲しいなと・・・
私が購入したSD/S.A.F.Sは、元々デフォルメチックな体系をしているのですが、そこを更に巧く特徴を捉え非常にかわいらしく造形されています。
他ディーラーの少サイズMa.Kとはまた一味違った、マスコット的な出来に今後のシリーズも個人的に注目していきたいですね。
こんな写真じゃディーラーさんに悪いだろ！！
ゴメンナサイ・・・光量激不足でした＜使い捨てカミラがわるいんだぃ！
続いて
卓番Ｂ44－07「アトリエ rubato」さん
エメラルダスやハーロックといった一連の松本零士キャラを造形されていました。
まず驚かされたのがその価格の安さで、私が購入したエメラルダスに至っては見ていただくと判るとおりのボリュームで更に直径約２０ｃｍのベースまでついて\4,000という実に素敵なお値段でした。
安いからと言って造形がおざなりなのでは？ということも決して無く、本当にこの値段でいいのか聞き直してしまうほど出来も良いです。
松本氏の描く細い線を巧くトレース、あまり動きの無い素立ちにもかかわらず風になびくマントで静と動の絶妙なバランスを保っています。
若干、顔の造形に平坦さというか簡素感を覚えますがここは塗装次第で何とかカバーすれば問題無いと思います。
しかしこのマントは・・・一度箱から出したらなんかもとの状態に収まらなくなってしまいました（汗
どうやって入っていたんだろう・・・
ヒドイ写真だ・・・右がエメラルダス
これと更にベースが付いて\4.000！！
お次は
卓番Ｄ31－17「手造り地獄」さん
完全にやられました・・・
以前、２０００年冬のワンフェスで見つけた「へんちんポコイダー」を見つけた時に感じた衝撃を今再びと言ったところでしょうか。
ダイナミック企画のスーパーロボットシリーズに登場する女性型ロボを立体化されていました。
ホントに残念なのが、伺った時には既にほぼ完売状態でかろうじて「アフロダイＡ」だけが残っている状態だったと思います。
本命は「ミネルバＸ」だったんですが・・・
余談ですがミネルバＸといえば以前、ガチャで商品化されてまして捻ってこれが出た時マジで嬉しかったんですが、当時いっしょに居た友人に 「なんだそれは、おかまマジンガーか！？」 なんて言われてかなりのショックを受けました・・・
つい最近も知人にミネルバのことを話したら 「そんなのいたか？」 と・・・
なんで知らないんですか（涙
ここでは完売のショックで撮影しか出来ず、詳しいお話しを聞くことが出来なかったのが残念です。
是非とも再販してほしいのですが。
ディスプレイが、田舎物の海外旅行的スナップショットな感じがして素敵です・・・
ミネルバ欲しかったのに（涙
で
卓番Ｂ35－02「ヤスイ工房」さん
こちらでは購入をしていないのですが、なんとなく気になって立ち止まりました。
最近、マンガで「ディスコミュニケーション」と言うのを読んだのですが、その世界観と言うか作家さんの作風が似てるな～なんて思いまして。
でもどうやら完全なオリジナルだそうで。
特撮チックな絵葉書も置いてありました。
おそらくキットの素材はキャストだと思うんですが、これがブリキで出来ていたら即買っていたかもしれません。
おお、勇者シリーズな頭もあるではないか。
独特の雰囲気が謎めいてて素敵です。
続いて
卓番Ｄ33－16「ウエストケンジ」さん
私の地元、豊橋で同名のお店を開いていらっしゃるディーラーさんです。
デフォルメのゴジラシリーズや、兜甲児、マリア・グレース・フリード、スパロボオリジナルキャラのアヤ・コバヤシや、衝撃の人を出展されていました。
いやはやなんとも渋いと言うかネタ選択が濃いです！
マリアなんかは、グレンダイザーがＯＶＡなんかで復活（最近多いじゃないですか、オールドアニメのリヴァイバル）したらおそらくこんなラインになるんじゃないかな～なんて思ってしまうほど素敵なボディラインです。
更に衝撃な人を製作されたリリさんは、これが初スクラッチだそうでなんともこれからの展開を期待せずにいられないというか、ここまでやったら他キャラを立体化するのは義務ですね（笑
店長さん、メチャメチャ良い人です！
マリアも素敵だけど、甲児くんの凛々しいお顔も素敵です。
アヤはマジで良いです！！ 衝撃の人、渋いです！
そして
卓番Ｄ14－04「ON THE ROAD」さん
ここでは次元を買わせていただきました。
お相手していただいた方が非常に丁寧な方で、最初 「これは組立てキットですが良いですか？」 と聞かれた時は一瞬なめられたか？なんて失礼にも思ってしまったんですが、次ぎの言葉で反省してしまいましたね。
「あまり出来がよくないし、凄く抜きが悪いんですよ・・・」 と箱を開けてわざわざ見せてくれました。
気を使ってくださったんですね～
写真を撮らせていただく際も、参考にならないですよとかなり恐縮されてしまって（汗
たまにふんぞり返って偉そうなディーラーさんとかいて、何様のつもりだとどつきたくなるんですが、そう言うところに限ってたいしたあれでもなかったり・・・いや失礼。
そんなオンザロードさんですが、本人がおっしゃるほどひどくありません！
確かに抜きはお世辞にも良いとは言えませんが、それは仕方がないことでこちらも醍醐味と捕らえているので問題無いです。
問題は次元本体なんですが・・・カッコイイです！！
長く延びる対戦車ライフルの砲身、深くかぶった帽子に、整髪料をつけたかのようなヒゲ・・・、ブロックに乗せた片足。
これは次元だ、次元にしか出来ないポーズだ・・・
やはりただポーズを取って媚びまくりの萌えフィギュアより、動きのある、ドラマ性のある造形って言うのはかなり惹き付けられます。
やぁ～これは是非ともシケモクを自作してくわえさせないといかんですな。
次元だ・・・
五右衛門もいたぞ！！
最後に
卓番Ｄ24－16「加藤組 プラス マッシュルーム」さん
こちらでは版権物の「同窓会again」とオリジナルの２体を出展されていました。
ここを見つけた時はホント嬉しくて嬉しくて・・・
というのも私、軍事物というか火器が好きでして、中でも第２次世界大戦中の手工芸に近い火器に関しては決して詳しくは無いんですがものすごく好きなんです。
最近では映画「プライベートライアン」をＤＶＤ発売日に購入してから月２回は観てる状態でして（汗
更にまぁ美少女フィギュアというかそっち系もダイスキなんですね。
そこにきてこちらの加藤組さんではなんと、オリジナルで美少女（この場合美女ですが）+第２次装備！！
こうなんというか「ありがとう！！」ってなかんじです。
いろいろお話しを伺ったのですが、ちょっと気になり
「昔、烏山明氏がこういった感じの絵描かれてましたよねぇ」と尋ねたところ、どうやらその昔に「無限軌道の会（現ファインモールド）」から烏山氏デザインの第２次ドイツ装備の女性が立体化されていたそうで。
で、それが好評だったのでそれじゃぁ独自にその世界を展開させて行こうと思われて出来たのが今回のフィギュアだと言うことです。
実際にその「無限軌道の会」がだしたフィギュアの写真も見せてもらったのですが・・・なるほど。
製作に当たって一番苦労したのがキット名でもある「対戦車バズ」で、資料がなかなか無く、更に戦地によってその仕様もまちまちな為なかなか上手く仕上げられなかったとおっしゃっていました。
そこでプライベートライアンを何度も見なおして劇中に登場するものを参考にしたそうですが・・・
このとき （あぁこの人はホントに好きなんだな・・・）
と、だって劇中で使用されるっていってもそのカット数なんてラストで２～３発火を吹くぐらいと、数秒だけ建物に立て掛けられてるのがうつるぐらいなんですよ？
こういうコダワリのあるオリジナル物が手にできるのも、こういったイベントならでわの楽しみですよね。
お話しできてホント嬉しかったです。
どうやら次回は日本の従軍看護婦（従軍慰安婦だったかな？）なんかをやってみたいかなというような事をおっしゃっていました。
素晴らしいです！
個人的には各国の（第２次中）従軍看護婦や、映画「地獄の黙示録」で描かれたプレイメイツのような感じのも御願いしたいです。
わざわざいろんなアングルにしていただいたにもかかわらず・・・
こんな写真でスミマセン（涙
こんな感じで、小物の出来も素晴らしいです。（キットに付属の写真より）
と、さて以上が今回私の買った物ってな感じになったのですが・・・
家に帰って確認して見るとなんと！？
萌えフィギュアが一体も無い・・・・
「あぁ～あぁ～どうしたことでしょぅ」 と、あ～る君よろしく頭を抱えてしまったのですが、それでも充分満足＆充実した１日でした。
ここまで１日が早く感じられた日なんて最近そうそうなかったですからね～。
もちろん買い逃しや、会えなかった人が居た等の後悔もありますがそれはまた次回の楽しみとしてとっておくこともできますし、今はただ今回買った物がいつ完成させられるかと・・・
あぁ～ダメじゃん（涙
っちうかね、今回デジカメ持って行ったのよ。
でさぁ、会場向かうバスんなかで電源入れたら「！NO CARD」だって・・・
バッテリーフル充填で気合マンマンだったのにメディア入れてくの忘れてやんの（涙
で、上の写真を見てもらえると判るとおり結果は散々なわけで撮影した写真の約半数以上が光量不足orハレーション＆ピンぼけでオジャンでした・・・
使い捨てカメラ、屋内弱すぎデス。
なんとかフォトショップで頑張ってみたんですが、ダメスギっす。
あぁ～メチャメチャショックで寝込みそうだ・・・
さてさて、そんなわけでとりあえず今回のワンフェス2001リスタートのリポートを終わりにしますが、参加された皆さんは会場内で販売された「ワンフェス限定ＭＩＵ・ワンダちゃん、リセットちゃんのボトルキャップ付き」は買えましたでしょうか？
凄い行列でしたね～
私はもう諦めましたが、気になることが・・・
買ったＭＩＵ、ちゃんと飲みましたか？
かつてのビックリマンチョコよろしくボトルキャップだけとってＭＩＵの方は捨てる・・・なんてことはしませんでしたか？
会場のスイーパーのお兄さんが怒ってましたよ 「捨てる方逆じゃね～の？」 って。
うまいこといいますね・・・
帰りの車中より・・・ ほぉ～たぁ～るの～ひぃ～か～ぁり～